不二稿京のニャンコ先生のおうち

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次郎

次郎
今日からうちで暮らすことになった次郎君です。
ホームレスのおじさんと暮らしていた猫ちゃんなのだ。
下高井戸駅付近の甲州街道沿いに長いことおじさんはテントを張って暮らしていた。
仕事の行き帰り、そこに痩せた白い猫がうろちょろしているのを見かけていたので、
ある日、おそるおそるテントを覗いて声をかけてみたのだった。
警戒して押し黙っているおじさんの前に猫の缶詰めを差し出して、
なるだけ穏やかに「猫ちゃん可愛いですねぇ」などと懐柔工作。
それから何度か缶詰やカリカリを届けていたうち、
猫仲間のお友達もそこに通って面倒みてらっしゃることを知り、
仕事も変わって、そこを通らなくなってすっかり遠ざかっていた。
今日の昼、久しぶりに通ったら、テントは無く、布団が雨の中に積まれていた。
去年の暮れ、テントが壊れて、もしかしたら誰かに壊されて、
そうだよ、だって、昼間は寝ていてぐだぐだに見えても、夜中にリヤカー引いて、
空き缶集めて働いていたんだ、留守の夜中にやられたんだきっと・・
布団だけで暮らしていたと、おじさんは二週間前に亡くなったと、今日、知った。
テント無しで、雪の降るこの寒空で、次郎君を抱いて一緒に耐えていたんだ。
二週間ぶりに「次郎っー」と、呼ばれた次郎君は遠くから聞きつけて、
わあわあ泣きながら走って来たらしい。
ガリガリだった次郎君は、餌をいっぱいもらって、でっかくなっていた。
今、見知らぬうちに来て、しょんぼりしている次郎君、
元気になあれ 元気になあれ。


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