不二稿京のニャンコ先生のおうち

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「ニャンコ先生の教え その2」

たくさんのニャンコと暮らせる家は、かなりのボロ家しか貸してもらえない。その頃はボロアパートの一階の半分を借りて住んでいた。
専用の入口があったので、アパートの扉が壊れて入口にぶら下っていても、私なら直せるのに、関係ないやと知らん顔していた。
息子は小学一年生で、放課後は学童保育。先生が引率して「ここが誰ちゃんのおうちです」と、学童の子供らの家を巡って散歩していたらしい。
ある日、息子が泣きじゃくりながら帰ってきた。
「僕のおうちは中はキレイだよね、中はキレイだよね・・」
息子はそれから、学童でイジメられた。
私はずっと、その時の悲しさが胸に焼き付いていて、人を恨んでいた。
私は猫たちを守って生きるためにこんなに貧しくこんなに犠牲を払って汚く暮らしているのだと、自分を信じていた。
十数万の家賃を払うなら、快適な素敵な部屋に住めるのに、私は猫たちのために、人の見下すようなボロ家に住んでいるのだ、猫の為なのだ、猫のせいなのだ・・。
けれど、けれどそうじゃなかった。私が怠けているだけだった、私が崩れた扉を直していれば良かっただけだった、私が掃除すれば良かっただけだった、私のエネルギーが足りないだけだった・・・。
ニャンコ先生の教えは手厳しく、そして忍耐強い。私が気づくまで何十年でもかけて、心の底を真っ直ぐに見つめてくる。
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